ヨガインストラクターがフリーで活動する上で、プロフィールはとても重要です。
特にご自身でホームページ、ブログを運営しており、それらを集客目的として考えている場合は更に重要です。
そこで今回は、人を惹きつけるプロフィールを作成するべきである理由とその書き方ポイントについてご紹介します。
ヨガインストラクターのプロフィールが重要な3つの理由
ヨガインストラクターのプロフィールはなぜ重要なのか、そこには3つの理由があります。
1. 集客する際に自分にとって理想の生徒さんが集まる
プロフィールをしっかり作り込むことで、ヨガレッスンを検討されている方が、あなたのヨガへの想いをしっかりと理解してくれるようになります。それは共感にも繋がり、あなたのヨガレッスンを受けてみたい、という行動を引き起こします。
ご自身が担当する、または主宰するヨガレッスンにはどんな人に来てもらいたいでしょうか。ご自身が考えるヨガプログラムに対して、こんな人が来てくれると楽しんでもらえるかも、といった想いは多かれ少なかれみなさんあると思います。
この「こんな人が来てくれたら」を呼び込むのが、あなたのヨガインストラクタープロフィールです。
ヨガインストラクターという仕事は、わかりやすく例えると「あなた自身」がサービス、商品です。
商品内容が分からないものは買わないですよね。その心理と同じことが言えます。
2. ヨガインストラクターのプロフィールは大抵チェックされている
ブログでもホームページでも、実はプロフィールページのアクセスというのは非常に多いのです。
どうせ誰も見てないだろう、ではなく、ほぼ100%見られるページという意識を持たなければなりません。
考えてみてください。あなたが初めてのヨガクラスを受ける際、教えてくれる先生はどんな先生なんだろうと気になりませんか?
少なくても筆者である私は必ずチェックします。
場合によっては「ちょっと違うな」と思ってレッスンを見送ることすらあります。
まだヨガレッスンを受ける前から、選択肢として外されてしまうのも悲しいですよね。
万人受けする必要ありませんが、「どんなヨガインストラクターなのかな」と生徒さんが不安にならないよう、プロフィールは不安を解消し、時として信頼を得る手段にもなります。
3. ご自身の営業ツールとなる
プロフィールを持ち、それをホームページやブログで公開することで立派な営業ツールになります。
ヨガスタジオの採用担当者が、フリーヨガインストラクターのホームページやブログをチェックして、仕事を依頼するということはないかもしれませんが、イベントや撮影の依頼は、ホームページやブログをチェックして依頼がくるということはよくあることです。
実際、Yoga Biz編集部メンバーも、現役ヨガインストラクター時代に、ご自身のホームページからイベントや取材の依頼が最低でも月1本は来ていたことがあります。
プロフィールをしっかり作り込むだけで、自分の足でヨガ営業活動をしなくても、仕事は舞い込んでくるのです。
人を惹きつけるヨガインストラクタープロフィールの書き方
ヨガインストラクターにとってプロフィールが重要である理由はご理解頂けたかなと思います。
では、実際にどのようにプロフィールを作成したら良いか解説します。
1.プロフィールはストーリーで見せることが鉄則!
プロフィールとは何か、それはあなたの「ストーリー」です。履歴書ではありません。あなたがヨガと出会って、それを職業にするまでには、あなたの人生ストーリーが必ずあるはず。それらをプロフィールにしていきます。
プロフィールは、あなたがどういう人かを理解してもらうために存在します。どんな人か説明するのに、履歴書のような年代別概要プロフィールのようなものでは伝わりませんよね。履歴書のように代別に見せていくことは大切ですが、その中にあなたの人間の部分を押し出していく。
具体的にはヨガインストラクターのプロフィールであれば次のようなことを記載していきましょう。
- ヨガと出会う前の生活
- 何をきっかけでヨガに出会ったか
- なぜインストラクターになろうと思ったか
- ご自身のヨガレッスンに参加される方にどんなことを伝えたいか
- どんなことを心がけてヨガレッスンを行なっているか
2.プロフィールの中に起承転結を入れて共感を引き寄せる
プロフィールを読むことで共感を引き寄せることはとても重要です。
「わかるー、自分もそんなことあった」と思うようなことが記載されていると共感が得やすいです。
ではどんなことで人は共感を得るのでしょうか。一番分かりやすいのは、ネガティブな出来事です。必ずしもネガティブ要素がないとだめなわけではありませんが、サクセスストーリーを並べても共感を得られません。
そこで、起承転結でストーリーを考えてみましょう。
(1)「起」でヨガインストラクターになる前の背景や出来事を伝える
例)
大学卒業後、出版会社に就職し、編集業務に携わる。毎日締め切りに終われ、残業休日出勤が当たり前の環境で体調を崩す
(2)「承」で本題を語る
例)
取材でたまたまヨガスートラについて調べることがあり、ヨガ哲学に興味を持ちヨガスタジオにも通い始める。そこで、今までストレスから引き起こされていた不眠症などが改善されることに気づく
(3)「転」でヨガインストラクターになるに至った行動を語る
例)
更に深くヨガを学びたいと思い、平日は編集者で激務をこなしつつ、週末は朝から夜までヨガインストラクター養成スクールに通い、ヨガを学ぶ
(4)「結」で今の自分がどのように生きているかを語る
例)
現在は、●●ヨガから学んだことを多くの人に伝えたく、ヨガスタジオでヨガクラスを担当する傍ら、定期的にワークショップも開催。
共感を得られにくいプロフィール例
例えばこんなプロフィール
インストラクター名:Rei
カナダに4年間留学後、国際線キャビンアテンダント(CA)キャリア10年。
CA時代は、海外のヨガワークショップに多数参加。世界中のヨガを経験する。
そんな時NYで働く今の夫と運命の出会い。
結婚出産後ヨガインストラクター資格を取得。
このプロフィールに、生徒さんは共感できるでしょうか。
華麗なるプロフィールも大切なブランディングの1つです。
しかし、ヨガを始めたいと思う生徒さんのきっかけ、それはご自身の悩みであったり、体調不良であったり、少しネガティブなモチベーションから入ることもあります。
ネガティブな経験がヨガインストラクターには必ず必要と言っているわけではないですが、ヨガを受けたいと思っている生徒さんの目線で今一度プロフィールを書いてみることで、あなた自身も、ヨガインストラクターになった本質が見えてくるのではないでしょうか。
まとめ
プロフィールは、履歴書とは異なります。
プロフィール=あなたの人生のドラマでもあります。
あなたが好きなテレビドラマ、それは何か共感できる要素があったりしませんか?
職業が似ていたり、同じような恋愛経験があったり。
あなたのプロフィールも同じです。
恵まれた人生をプロフィールに入れるのではなく、
生徒さんが引き込まれて、あなたに共感し、この人のヨガを受けて見たい、と思ってもらえるプロフィールを考えてみましょう。